こんにちは、中地です。

今日は、

マズローの欲求5段階説と英語

というテーマで記事を書いてみました。

「マズローの欲求5段階理論」の概要を述べると、人間の欲求には5段階あり、それらは、

  • 自己実現の欲求 (Self-actualization)
  • 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
  • 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
  • 安全の欲求 (Safety needs)
  • 生理的欲求 (Physiological needs)

とされています。「生理的欲求」が一番下位にあり、最上位にあるのが「自己実現の欲求」です。

まず人は自己の生命を生き延び、安全を確保しようと努め、次に集団生活の中に調和しようとし、最終的には「己を為す」段階に至るということですね。

これは自分自身や歴史上の偉人の人生を振り返ってみても、だいたいその通りであると納得できるのではないでしょうか。

さらにマズローは、最上位の「自己実現の欲求」意外の4つの欲求を「欠乏欲求」とし、「自分に不足している何かを求める欲求」、そして「自己実現の欲求」を「存在欲求」として、「欠乏欲求」とは本質的に異なるものとしています。

人間意外のあらゆる動物が欠乏欲求しか持たないのに対し、人間のみが「存在欲求」を持っているとしたら、「存在欲求」こそ人間という「種」を特徴づける特質かもしれませんね。

ここまでは「マズローの欲求5段階理論」の一般的な知識です。

では、「マズローの欲求5段階理論」と英語、もっと言えば、一般に外国語を学ぶことの間にはどんな関係があるか、考えてみたいと思います。

マズローの欲求5段階理論と英語

生理的欲求と英語

英語と生理的欲求はほとんど関係していないように思われます。

日本人が英語を勉強する理由は、試験のため、キャリアのため、コミュニケーションのため、といろいろですが、

生き延びるため

に英語を勉強している人は皆無です。

日本では日本語が話せれば生き延びるために必要なコミュニケーションはとることができますし、英語ができなくても生存レベルで困ることはまず無いと思います。

海外では事情が異なりますが、それでも英語やその地域で話されている言語を全く話せなかったとしてもジェスチャーで何とか意思疎通はできるでしょう。

というわけで、英語と「生存欲求」はほとんど関係していないと思います。

安全の欲求と英語

生理的欲求が満たされると、人は次に安全を確保しようとするとされています。

「安全の欲求」と英語の関係を考えるということは、すなわち

「英語ができると安全が向上するか?」

という問に答えるということです。

このように考えると、「安全の欲求」と英語の関係も「薄い」と言わざるを得ません。

但し、これは日本国内で暮らす場合の話です。

ただ、海外に行く前提であれば、かなり事情は変わって来ます。現状、世界で第一の地位を占めている言語はまだまだ英語ですので、世界のどの地域に行っても、英語でコミュニケーションの幅は大きく広がります。

海外の地域によってはュニケーション力が「生死」を分けるような事態を切り抜けられるかどうかが決まるといったことは十分に考えられます。

海外で万一の事態が起こったとき、とっさの英語力で命拾いしたという人も少なくないはず。

海外で生活する前提に立てば、英語は「安全の欲求」とかなり緊密な関係にあると言えるでしょう。

社会的欲求と英語

他者に受け入れられている、所属している集団で役割がある。

こうした事を求めていくのが「社会的欲求」の段階になります。

英語と社会的欲求の関係ですが、これはかなり深いのでないでしょうか。

英語を話せることで人脈の幅は格段に広がります。私も、英語やドイツ語などを勉強したことで人間関係の幅が広がり、そこから受けた恩恵は計り知れません。

また英語を勉強することで、同じ目標を持つ人達と繋がりを持つことができます。高校や大学には英語クラブがありますし、社会人の英語学習を基盤としたコミュニティも数多く存在します。

また外国人と仲良くなるとき、その国の言葉を知っていると印象が良くなります

私たちも「外人タレント」が流暢な日本語を話すのを聞けば感心するように、外国人も自分の国の言葉に詳しい人物を高く評価する傾向があるのです。

可能性は出来るだけ広げるのが豊かな人生を送る秘訣だと思うのですが、外国語ができる事でその国の重要人物に気にいってもらえるという可能性も無きにしろあらずです。

ちょっと「社会的欲求」から話が反れましたが、こうした事も語学のメリットですね。

承認欲求と英語

「社会的欲求」が満たされると、次に人は、

自分が集団から価値を認められている

という認識を持ちたいと思い、この欲求を「承認欲求」と言います。

日本人が英語を習得するのは周知のように簡単な事ではありません。そして、英語にはこれまで言及してきたメリットがあるので、明らかに習得する価値あるものです。

よって、英語を学ぶことで

努力して英語を身につけた

という自信を持つことができるでしょう。

これは、自分と他者に誇っていい事実だと思います。

英語をスキルとして捉えたとき、そのスキルを身につけた事に対する「達成感」がああなたの「承認欲求」を満たしてくれるでしょう

英語と「承認欲求」は良く関連していると言えそうですね。

自己実現の欲求と英語

最後に「自己実現の欲求」と英語の関係を考察してみます。

自己実現の欲求は、自分の利害を超越した「使命」を感じ、それを指し遂げていく段階です。

故に、一見すると語学の習得と自己実現の欲求は何の関係もないように思われます

しかし、語学がなんらかの形で自分の「使命」と繋がるのであれば、語学と自己実現は深く結びつく事になります

エスペラントという言葉があります。

エスペラントは万国共通語を目指し、言語学者のルドヴィコ・ザメンホフとその弟子(協力者)によって考案された人口語です。

ザメンホフはエスペラントを、各国語の母国語の代わりとするより、世界中の人々が第二外国語として学ぶべき言語としてエスペラントを開発したと言われています。

エスペラントの普及率は現状では世界人口の0.03%ほどと言われていますので、ザメンホフの世界言語としての目標には程遠いですが、世界共通語を考案したという彼の偉大な計画は歴史から消える事はないでしょう。

ザメンホフの例は、自己実現の欲求が語学と結びついた例と言えると思います。

英語学習からは話が反れましたが、英語がなんらかの形で自分の「使命」と結びつくなら、自己実現の欲求と英語が関係する可能性はあると思います。

以上、マズローの欲求5段階理論と英語との関係についてでした。