Heaven helps those who help themselves.
天は自らを助けるものを助ける。

という言葉は有名ですね。

ここで、再帰代名詞(reflexive pronoun)
が使われています。

再帰表現について知ると、
英語の理解がぐっと深まります。

再帰表現とは

Lisa is teaching English.
リサは英語を教えています。

この文では、「誰に」英語を教えているのか、
ということはわかりません。

もし、リサが英語を教えているのが
学生だとしたら、

Lisa is teaching the students English.
リサは学生達に英語を教えています。

と言えばいいですね。

では、もしリサが英語を教えているのが自分自身だったら、
どうなるのでしょうか。

つまり、リサが英語を独学している、
という場合です。

Lisa is teaching Lisa English.

論理的には、このようにすればいいでしょう。

しかし、Lisaという名前の人が二人いて、
英語を教えるLisaと英語を教わるLisaがいる、と
いう意味にもとれますね。

ここで、再帰代名詞の出番です。

Lisa is teaching herself English.
リサは英語を独学しています。

ここで、herselfが再帰代名詞です。

このように、自分自身が自分の動作の対象になるとき、
再帰代名詞が使われます。

再帰代名詞には、以下のものがあります。

  • I am teaching myself.
  • You are teaching yourself.
  • Lisa is teaching herself. / She is teaching herself.
  • Frank is teaching himself. / He is teaching himself.
  • We are teaching ourselves.
  • You are teaching yourselves.
  • They are teaching themselves.

では、「誰か」という意味のsomeoneが主語のときは、
どの再帰代名詞を使えばいいのでしょうか。

  • Someone is teaching themselves.

このように、themselvesを使えます。

someoneは「誰か」という意味なので、
それが男性か女性かはわかりません。

このような時、英語ではtheyを使って
主語を指すことができます。

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こちらのサイトで有益なアドバイスが得られますよ。

上の文では、子供が男の子か女の子か
わからないために、theyで受けています。

このように、性別が不明の人は
単数で複数でもtheyで受けることができます。

だから、someoneが主語のときの
再帰代名詞がthemselvesなのですね。

よく使われる再帰表現の例

再帰表現で、よく使われるものを
いくつか紹介しましょう。

1 sell themselves

Everyone likes these new cell phones. They are selling themselves.
みんなこの新しいケータイが好きです。売れています。

They are selling themselves.
を直訳すると、「自分自身を売っている」
ですよね。

つまり、広告とかプロモーションとか
あまり必要なく、勝手に売れている、
という意味になります。

2 behave oneself

I wish the children would behave themselves.
子供たちが行儀よくしてくれればいいのだけど。

behave oneselfで「行儀よくする」という
イディオムです。

3 find oneself

He found himself lying by the side of the road.
彼は気がつくと、道路の脇でたおれていた。

find oneself…で「自分が…の状態にあることにきがつく」
というイディオムです。