Flowを読む2~主観的相対性理論~

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こんにちは、Nakachiです。

前回に続き、ミハイ・チクセントミハイ博士による
Flowを読んでいきたいと思います。

Flowの特徴は時間感覚の変化です。

何かに集中しているとき、
あなたはその時間をどう感じるでしょうか。

長いと感じるかもしれないし、
短いと感じるかもしれません。

いずれにせよ通常の時間の感覚とは異なります。

Flowとは直接関係ないかもしれませんが、
過去の記憶で、とても意味深い瞬間を
思い出してみて下さい。

そんな瞬間は、鮮明に思い出されます。

私は、ある人が扉を閉めて部屋から
出ていく瞬間を鮮明に覚えています。

それはもう何年も前のことなのですが、
その記憶の中のシーンは、とてもゆっくり
再生されます。

話がそれてしまいましたね。(笑)

では、今日の英文にいってみましょう。

One of the most common descriptions of optimal experience is that time no longer seems to pass the way it ordinarily does.

Mihaly Csikszentmihalyi, Flow: The Psychology of Optimal Experience (Harper Perennial Modern Classics)2008/7/1

この文章はA is B,
つまり、AはBである、という
シンプルな構造です。

まず、主語を明確にしておきましょう。

One of the most common descriptions of optimal experience

one of the (最上級)は
よくでてくる表現で、
「最も~なものの一つは」
という意味ですね。

ここでは「最もありがちな…の一つは」。

次の

descriptions of optimal experience

ですが、この部分は、
「フロー状態の表現」という意味です。

本の中ではoptimal experienceを
フローと同じ意味で使っています。

descriptionは「描写」という意味です。

いろいろな人にフローになったときの経験を聞いて、
彼らにそのときのことを
表現してもらったわけです。

彼らの答えに共通していたもの、
それがthat以下で言われています。

time no longer seems to pass the way it ordinarily does.

no longerは「もはや~しない」という
否定語です。

ポイントとなる部分を赤くしておきました。

the way +(文)

で「(文)のように」と理解するといいですよ。

wayには「道」の他に「様子」の意味もあるからです。

従って、この部分の意味は

「時間が、もはやいつもと同じ様に
過ぎ去るようにはみえない。」

となりますね。

フローに入ると、時間の流れが
変化します。

そのことを本書では
Transformation of time(時間の変形)
と呼んでいます。

何かに集中しているとき、
一時間が数分に感じることもあります。

時間がcondense(凝縮)されます。

あるいは、ほんの数秒を
とても長く感じることもあります。

時間がstretch out(引きのば)されます。

相対性理論は時間の流れが物理的な意味で
絶対ではないと証明しました。

主観的には、時間の流れはいつでも
速度が変わるのですね。

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運営者プロフィール


中地 あきら

某都内有名私大で数学を学ぶ。

数学研究のかたわら、語学の魅力に取り憑かれ、
英語、ドイツ語、フランス語、ラテン語などを独学する。
哲学、心理学、投資などにも興味を持ち、
国内、国外問わず、本を読み漁る。
また、インターネットを通して、様々な国の友人を得る。

大学卒業後、予備校の世界へ。

数学を教えながら、語学ができることで見える世界と
日本語のみの世界の差を痛感する。
「英語でみえる世界」をひろめるために、
英語ブログ「英語で新しい自分になる」を設立。

趣味は、読書、ウォーキング、Fxデイトレード など。

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