こんにちは、Nakachiです。

太古の昔より人間が求めてやまないもの、
それは富でも地位でも権力でもないのです。

それは幸福です。

人の世から離れ、ひっそりと暮らす
隠者も、やっぱり幸福を求めているのです。

長年幸福について研究した心理学者
ミハリ・チクセントミハイは
彼の研究の成果をFlowという本にまとめました。

今日はFlowを読んでみたいと思います。

 

We do not understand what happiness is any better than Aristotle did and as for learning how, one could argue that we have made no progress at all. 

Mihaly Csikszentmihalyi, Flow: The Psychology of Optimal Experience (Harper Perennial Modern Classics)2008/7/1

赤い部分がこの文書を理解する上で
ポイントになります。

まず、betterですが、
good(良い)の比較級でしたね。

つまり、「(何かと比較して)より良い」
という意味です。

比較とは「差」を意味します。

そして、この文はWe do not と言っているので
否定の意味を持っています。

つまり、「差」がない、と言っているのですね

ではその「差」とは何なのでしょうか。

それがunderstand what happiness isなのですね。
つまり「幸福とは何かを理解すること」です。

Aristotle did

このdidは代動詞といいます。

Aristotle understood

という意味なのですが、understoodをくり返す
ことを避けたのですね。

つまり、この文章の前半部分は

「幸福が何であるかについて
我々はアリストテレスより
よく理解しているわけでは決してない。」

という意味です。

次の

and as for learning how,

という部分に進みましょう。

as for は熟語で「~について」という意味です。

how、すなわち、どうやって幸福になるか、
という方法論のことです。

従って、後半部分の意味は

「どうやって幸福になるか、という
方法論において私達は全く進歩していない
と言えよう。」

ということになりますね。

文法の説明はここまでにして、
少しこの本を紹介しますね。

この本ではflowという心理学の
概念を説明しています。

簡単に言うと、何かに熱中している
状態がflowです。

ビデオゲームでもflow状態になれます。

むしろ、ビデオゲームはプレーヤーを
flow状態にすることを意図して
つくられています。

flowは、どんな活動でも
その活動に完全に集中しているときに
起こります。

flowとはもともと「流れ」という意味です。

僕達が完全に何かに集中しているとき、
抵抗を全く感じない状態に至ることができます。

そんなとき、まるで水の流れに身を任せているような
感覚がします。

例えば、本を夢中になって読んでいる状態もflowです。

あるいは、スキーで斜面を滑ることに集中し、
他の一切の雑念がシャットアウトされている状態もflowです。

過去を悔やむも、未来を心配するのも
僕達を幸福から遠ざけてしまいます。

今やっている事の中に満足を見出すことが
僕達を幸福にします。

もしあなたがflow状態になれるものがあれば、
その活動の中にあなたの未来についてのヒントが
隠されているはずです。

今あなたがflowを感じているもの、
過去にあなたがflowを感じたものを
思い出してみてくださいね。