英文読解の絶対条件~構文の把握~

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英文読解で絶対に必要なこと

どうも、Nakachiです。英文読解で文型を正しく把握することは、正しく英文を理解するために欠かせません。

文型とは建物でいうと骨格のようなものです。

多少壁に穴が空いていても、建物として機能することは可能ですが、骨格が崩れている建物は役に立ちませんよね。

同じように、文型の理解ができないと、文の大雑把な意味を掴むことすらできなくなります。

逆に、文型を正しく把握すれば、細かい知識が不足していても英文の流れを正しく追っていくことができます。

長い文章を読んでいくとき、知らない単語があったとしても、文型とコンテクストから大雑把な意味を推測していく事ができるのです。

それほど文型は大切なものです。では、基本の5文型を復習しておきましょう。

[第1文型] SV

例文:He ran. 彼は走った。

[第2文型] SVC

例文:She is my mother. 彼女は私の母です。

[第3文型] SVO

例文:He has a car. 彼は車を持っている。

[第4文型] SVOO

例文: He bought his girlfriend a new bag. 彼はガールフレンドに新しいバッグを買った。

[第5文型] SVOC

例文:The news made them happy. その知らせを聞いて彼らは喜んだ。

それでは、どのように文型の知識を適応していけばいいか、次の文章を使って実践してみます。

Agriculture was a step in human progress to which subsequently there was nothing comparable until our own machine age. Agriculture made possible an immense increase in the number of human species in the regions where it could be successfully practiced.

一文ごとにみていきましょう。

Agriculture  was a step in human progress  to which subsequently there was nothing comparable until our own machine age.「農業は、それ以降現代の機会時代にいたるまで、それに比することのない進歩であった。」

まず、第一文ですが、第二文型の文になっています。第二文型のC(補語)とは、主語を説明する名詞とか形容詞です。be動詞は第二文型をとる典型的な動詞ですね。

(S) Agriculture/(V) was/(C) a step in human progress 「農業は人類の前進の段階であった。」

to which以降は step という名詞を修飾する関係代名詞節ですね。

to which subsequently there was nothing comparable until our own machine age.「それ以降現代の機会時代に至るまで匹敵するもののないような」

whichはstep in human progressが置き換わったものです。なぜtoがついているのかというと、comparable(類似の)という形容詞の用法のためですね。

A is comparable to/with B 「AはBと類似である、AはBに匹敵する」

このように、comparableはtoまたはwithと一緒に使われます。

there was nothing comparable to it (=the step) 「その進歩に匹敵するものはなかった」

というところを、itをwhichにして、一つの文にしたのですね。whichの前についたtoがそのまま前にでてきたということです。

では、次の文にいってみましょう。

 Agriculture made possible an immense increase in the number of human species /in the regions where it could be successfully practiced. 「農業は、それがうまく実践できる地域の人口の著しい増加を可能にした。」

この文の基本的な構造は、

(S) Agriculture/ (V) made/ (C) possible/ (O) an immense increase /in the number of human species 「農業は人口の著しい増加を可能にした」

です。これは第5文型の文ですね。注意点は、SVOCではなくSVCOの形になっていることです。このように、文型とか語法は完全に固定されているわけではなく、要素が移動することもあり得るのです。

この文の場合では、目的語(O)が an immense increase in the number of human species ですから、かなり長くなっています。そこで、バランスをとるために、possibleが前に来たのですね。

あるいは、make possibleで「~を可能にする」という熟語として覚えても良いでしょう。

例文:This makes possible the elimination of unnecessary delay. 「これで不必要な遅延を解消できます。」

さて、本日のポイントとしては、基本の5文型の大切さと、文型の要素は移動することもあり得るということでした。

例えば、下の文もそうですね。

Love is not love which alters when alternations it finds. 「相手が変わったからといって心変わりするような愛は愛ではない」
by シェイクスピア

下線をひいた部分は、第3文型の文ですが、it finds alternationsではなく、alternationsが前にでてきた形になっています。

alternationsという目的語は本来、動詞findsの後ろに来るべきですが、倒置されています。シェイクスピアは詩人なので、リズムを重視した結果ですね。

Point
正しい構文の把握は英文読解で決定的に重要である。まず、文型の把握を正確に行うようにしようそのとき、構文の各要素(S,V,O,C)は入れ替わることもあることに注意しよう。

 

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中地 あきら

某都内有名私大で数学を学ぶ。

数学研究のかたわら、語学の魅力に取り憑かれ、
英語、ドイツ語、フランス語、ラテン語などを独学する。
哲学、心理学、投資などにも興味を持ち、
国内、国外問わず、本を読み漁る。
また、インターネットを通して、様々な国の友人を得る。

大学卒業後、予備校の世界へ。

数学を教えながら、語学ができることで見える世界と
日本語のみの世界の差を痛感する。
「英語でみえる世界」をひろめるために、
英語ブログ「英語で新しい自分になる」を設立。

趣味は、読書、ウォーキング、Fxデイトレード など。

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