connecting dots

こんにちは、Nakachiです。

connecting dots, つまり、「点をつなぐ」です。

スティーブ・ジョブズは有名なスタンフォード大学での演説で、彼の人生を振り返り、点がつながった瞬間について語っています。

ジョブズは、大学を早々に中退しましたが、数ヶ月の間、何もすることがなく、キャンパス内をうろうろしていました。

そんな彼の目をひいたのが、カリグラフィーの授業でした。そこで彼は、美しい書体の数々とそれらの歴史をみたのでした。

一見、コンピューターとは何の関係もないこの授業が、後にマッキントッシュで体現される美しいフォントの契機となったのでした。

そして、”ウィンドウズはマッキントッシュをパクった”だけなので(笑)、私達が今日使っているきれいなフォントも、ジョブズがカリグラフィーを研究していなかったら、存在しなかったかもしれませんね。

情熱を持てるなら…

彼がカリグラフィーに熱中している間、コンピューターをつくって金を儲けようとか、一切考えていませんでした。

「美しいから」

それだけの理由で、ジョブズがカリグラフィーを研究したことが、10年語、マッキントッシュの美しいフォントという形で結実したのです。

あなたが何かに魅力を感じたり、情熱を持てるなら、「これが何の役に立つのだろうか」と考えすぎないほうがいいのです。

ジョブズはこう言っています、

None of this had even a hope of any practical application in my life.

つまり、当時の彼はカリグラフィーをどう応用すれば利益になるかなど、想像すらできなかったのです。

あなたにとって、熱中できるものは何でしょうか。何にせよ、きっとそれは大切にすべきなのです。たとえ今、それに世間的価値を見いだせないとしても。

同時に、それだけに埋もれていくことも避けなければなりません。

ジョブズであれば、マッキントッシュという作品をつくることで、世界に価値を提供したわけです。

あなたは知識を追求するタイプでしょうか。

たとえば、数学や哲学には、独特の魅力があり、一部の人を魅了します。

しかし、彼らの多くは、価値を世界に提供することにエネルギーを注ぎません。

カントを一生読んで、難解な論文を書いて、専門家だけにしか理解されない大学教授。

本人が満足なら、それでもいいのですが、もっと他者にとっての価値を生み出すべきです。

なぜなら、他人に価値を提供すれば、自分も豊かになれるのですから。

価値とは

価値とは、そもそも何なのでしょう?

私たちは日常的に、お金という媒体を通して、価値の交換をしています。

価値とは、「ギャップを埋めるもの」ものなのです。「ギャップ」とは、理想と現実の差のことです。

たとえば、あなたが、もっと魅力的な肉体を手に入れたいと思っているとしましょう。

もし私が、肉体改造のコーチとして、5000円で理想の体を手に入れるためのノウハウを教え、さらに個別にトレーニングを指導するとしたら、どうでしょう。

もしかしたら、あなたは興味を示すかもしれません。

あなたは、5000円という対価を支払い、理想と現実のギャップを埋めることができるのですから。

理想と現実のギャップがあるところにはいつでも、価値を提供できる可能性があるのです。

そして、理想と現実のギャップには、無限といっていいほどのバリエーションがあります。

たとえば、「教える」という仕事にしても、教える人と教わる人の絶妙なマッチングが存在します。

必ずしも人気講師と呼ばれる人たちが、あなたにとってのベストな講師ではないのです。

あまり人気はないけど、話し方とかもちょっと変だけど、なんか好きな講師。

そんな人っていませんでした?

だからあなたも、何か得意なことを教えれば、誰かにとっての最高の講師になれる可能性があります。あなたにしか埋められないギャップを埋めればいいんですから。

無から価値を創造する方法

自分の肉体に不満を持っている人にとっては、理想の肉体と今の肉体というギャップが存在します。

もしあなたがそのギャップを埋めることができれば、価値を提供できます。

この場合は、悩みがギャップをつくっていますね。

実は、価値の提供するにはギャップが必要なことを理解すれば、無から価値を創造することが可能になります。

つまり、理想世界を自ら創造し、それを他者にイメージさせるのです。

そうすれば、もともとギャップがなかったところに、ギャップが生まれます。

ジョブズのアップルであれば、「シンプルさと使いやすさを徹底的に追求する」というコンセプトが細部まで貫かれた製品が、ユーザーにとっての理想世界だったわけです。

この理想世界は、まずジョブズの頭のなかで生まれ、彼はそれを体現するまで仕事をしたのです。

もしあなたが、情熱をもっている何か、あるいはかつて情熱を持っていた何かの中で見た理想世界を、他の人にもイメージさせることができれば、もともと何もなかったところにギャップを創り出すことができます。

ギャップというのは、欲求ですから、人はそれを埋めようとします。

そこで、あなたが、彼らが理想世界へ行くための手伝いをしてあげれば、それは彼らにとって価値なのです。

私たちは、生存レベルで困ることはまずありません。それにもかかわらず、人間の悩みはつきることはないのです。

シンデレラは、もし舞踏会に行かなければ、継母と姉たちにいじめられる惨めな日々をおくり続けていたことでしょう。

舞踏会で王子という理想世界を見てしまったからこそ、抗いがたい欲求が生まれたのです。

もしあなたが、あなたしか知らない理想世界を他者に見せてあげることができれば、その時があなたにとっての”点がつながる”瞬間になることでしょう。